稽古場の愉快な仲間たち。
40年近い付き合いの妹弟子・・・花柳nkeさん
- 初対面はたぶん自分が11歳、彼女が3歳
- 小学校高学年の自分にとっては幼稚園児の妹弟子たち(3人組だった)は煩わしいだけ
- 年に2年の年中行事で妹弟子たちの面倒を見なければならないのは苦痛だった
- 年中行事でご褒美的に渡す、おやつのチョイスが気に入らないと色々言われて嫌だった
- 子どもの頃には、よい印象が一つもない(お互い様)
- 妹弟子が高校の頃の記憶がほとんどない
- 母は妹弟子たちには寛容だったので、それにいつも苛立っていた
- お酒がお互い飲めるようになってから関係性が急速に変わる
- 「お姉ちゃま」と呼び親しんでくれ、自分も実の妹のように思っていた(自分はひとりっ子)
- お兄様の名前が流儀の家元と同じ(芸名ではなく本名)
- 演劇部から地元の劇団に所属し看板女優だった
- とにかく舞台に立つのが好きな人(という印象)
- 人前に出ることに臆さないタイプ
- 高卒で勤めに出て社会人歴が長く貫禄がある
- 稽古場で最古参となったため年上の弟妹弟子に一目置かれている
- 師匠の秘蔵っ子、指導は甘くなりがち
- ごく稀に東方に教育的指導を入れられる(最近はほぼ無い)
- 高校受験/就職試験の前も、さほど稽古を休まなかった
- 出産後、2ヶ月程度で稽古に復帰しようとして師匠と当方に却下される
- お舅さん/お姑さんと同居だが稽古に通うことを反対されていない幸せさ
- 娘が妹弟子が入門した年頃(3歳くらい)に稽古を始めた
- が、爺の面(浦島)を付けた母親を見て恐怖を覚え数年稽古場を離れた
- 娘は小学校入学前に復帰してきた
- 娘と「連獅子」という親(獅子)と仔(獅子)の組踊りで舞台に立てた幸運さを持つ
- 日舞と芝居の経験が豊富なため、楽屋の仕切り(進行)を安心して任せられる
- ご主人も当会の準会員扱いで、飲み会があると誘われるし参加してくださる
- ご主人は会の折、動画撮影を担当してくださる
- 何か行事があると、実家のお母さんとお姑さんが双方参加してくださる
- 当方とは最も息の合ったコンビ
- 我が娘が当方を母親呼びしないが、なぜか妹弟子のことを「〜かあさん」と呼び親しんでいる
- 最も長く最も回数多く接している、身内・学校・職場に関連のない赤の他人同士
月に5日、40年近く顔を合わせ共に汗を流す間柄。
一緒にお酒を飲んだり、ランチで愚痴を言い合ったりと気心が知れている。
わたしの娘にとっては親よりも親的な存在。
何かあった時は妹弟子に相談するといい。親に言えないことは言うがいい、と伝えてある。
師匠の元で長く支えてきてくれ、これからも見守っていってほしいと思っています。